
税理士を探そうと思うけど
- どうやって探せばいいのかわからない
- 効率よく探せる方法を知りたい
- あとになって、探し方に失敗したと後悔したくない
と悩んでいませんか?
じつは、税理士探しは、やみくもにやっても見つかりません。
なぜなら、
税理士の探し方は9通りほどあって、それぞれメリット・デメリットがあるからです。
そこでこの記事では
この記事の内容
- 税理士の探し方9選、そのメリット・デメリット
- 一番おすすめの税理士の探し方
といった内容を

税務の実務に通算18年従事した私が、経験をもとに解説しました。
これから税理士を探す方には必見の内容なので、ぜひ最後まで読んでお役立てください。
税理士紹介サイトを利用する

税理士紹介サイトは、利用者の希望に応じた税理士を紹介するサービスです。
登録すると、電話・メールで担当者からのヒアリングがあり、そこで伝えた希望に沿う税理士を無料で紹介してくれます。
メリット
- 希望に合う税理士を探して紹介してくれるので楽
- 会ってみて相性が合わない時は代わりに断ってくれるのでストレスがない
- 面談の日程調整なども代行してくれるので楽
デメリット
- 税理士紹介サイトに登録している税理士しか紹介はできない
- 税理士紹介サイトによって、税理士の数・質が左右される
インターネットで自分で検索

インターネットで自分で検索するのが一番ポピュラーな方法です。言わずもがなですが、メリット・デメリットをまとめると以下のとおりです。
メリット
- 気軽に探すことができる
- WEB上ではあるものの、人となり、事務所の様子などが見られる
デメリット
- 検索上位に来る税理士がいい税理士ではない
- ホームページ上の情報では得意分野などがわからないこともある
- 会ってみて相性が悪かったら断りずらい
友人・知人に紹介してもらう

友人・知人が事業者だったり、税理士に知り合いがいる場合には、紹介してもらうという方法もあります。インターネットが普及し、税理士業の広告が解禁されてからは、紹介は減りましたが、それ以前は王道の方法の一つでした。
メリット
- 友人・知人の紹介なので、信用面は担保できる
- 概ね人柄などもよい場合が多い
デメリット
- 紹介される税理士に必ずスキルが備わっているとは言えない
- 相性が合わず断るときは、紹介者の顔を潰すようでストレスになる
銀行に紹介してもらう

銀行が税理士を紹介する場合、個人的な経験上ですが、銀行側の都合が良い税理士である傾向があります。また、銀行の担当者がよく融資先を紹介してくれる税理士に、恩返しで顧客を紹介するパターンもあり、銀行側に偏った側面があることを事前に知っておきましょう。
メリット
- 銀行とパイプを持つ税理士なので事業計画策定も対応できる融資に強い税理士の場合が多い
- 銀行が紹介するので、一定の信用は担保される。
デメリット
- 銀行担当者の主観で選ばれるので、人柄、スキルは会うまでわからない
- 銀行側の融資案件に都合よく動く税理士の可能性がある
税理士会で紹介してもらう

税理士会というのは、税理士として登録するうえで加入しなければならない税理士の監督事務の団体です。

日本税理士会連合会とは‥
日本税理士会連合会(日税連)は、税理士の使命及び職責にかんがみ、税理士の義務の遵守及び税理士業務の改善進歩に資するため、税理士会及びその会員に対する指導、連絡及び監督に関する事務を行い、並びに税理士の登録に関する事務を行うことを目的として、税理士法で設立が義務づけられている法人です。全国15の税理士会で構成されています。
日本税理士会連合会
税理士会でも要望があれば、税理士を紹介してくれます。ただ、積極的に斡旋とかをしてくれるわけではなく、税理士会のホームページから自分で検索することになります。
事務所所在地・名称・電話番号は公開情報なので、必ず記載されていますが、メールアドレス・ホームページアドレス、取扱業務などは任意情報なので、掲載していない税理士もいます。
そのため、それなりの労力が必要な割に十分な情報を得られない可能性があります。
メリット
- 偽税理士を選ぶことがないので安心
- 税理士全員の情報があるのですべて網羅できる
デメリット
- 税理士会のWEBサイトで自分で検索するので、かなりの労力が必要
- 公開されている情報が限定的なので、情報不足は否めない
確定申告会場で探す

確定申告時期には、税務署以外の場所で、税理士会などが税理士を派遣して無料相談会を開催しています。確定申告の書類を持参すると、その場で書き方などを税理士が教えてくれます。その際に応対した税理士に今後の契約を依頼する方法です。
メリット
- 実際に会っているので、人柄やスキルがわかる
- 無料相談で派遣される税理士なので、一般的に信用できることが多い
デメリット
- 無料相談会場は、混雑しているので込み入った話ができない
- 相性の合う税理士が対応してくれるとは限らない
- コロナ禍で無料相談会の開催自体が減少している
異業種交流会に参加する

異業種交流会は大小さまざまで、いろんなところで開催されています。交流目的で参加すれば、税理士が参加していることもあります。雑談から話し始められるので、他の探し方とは違って気軽にできます。
メリット
- 実際に会って、相性などを確認することができる
- 交流会の属性によっては、ビジネスパートナーとしていい関係が築ける可能性もある
デメリット
- 税理士と出会える可能性の面からはあまり高くない
- いい税理士である確率はさらに低い
商工会議所を利用する

商工会議所でも税理士による無料税務相談が開催されることがあります。開催の有無や日程は、その商工会議所によって違います。商工会議所会員の税理士や有志の税理士により行われています。
メリット
- 実際に会って話すので、人柄やスキルなどがわかる
- 有志でやる税理士なので誠実な人が多い
デメリット
- 税理士としてのスキルが高いとは限らない
- 相性の合う税理士が対応してくれるとは限らない
SNSで探す

SNSはプライベートな交流だけでなく、ビジネスでの交流を目的に利用している人も多く、Twiiterなどでは求人の募集・応募やWEBメディア企業とライター・デザイナーなどの仕事の受発注なども頻繁に行われています。税理士とSNSを通じて提携することも可能性として十分あります。
メリット
- フォローフォロワーの関係性などで価値観が共有できているので、いい関係を築きやすい
- 日頃の交流で、人間性などを見て判断できる
デメリット
- そもそも税理士で近隣にいる人がやっている数が少ない
- 顧問契約など顧客を募集していないこともある
税理士紹介サイトをおすすめする理由

税理士の探し方はいろいろありますが、結論として税理士紹介サイトをおすすめします。
なぜ、税理士紹介サイトをおすすめするかというと、
税理士は、複数人から比較して選ぶべきで、効率よく選定するのに税理士紹介サイトが優れているからです。
なぜ、複数の税理士から選ぶべきかというと、
- 税理士のスキル
- 税理士費用の相場
- 相性が合うかどうか
というのは複数人に会ってみないと判断できないからです。

何かを購入するにも、サービスを受けるにも、ふつうは複数から比較して選びますよね。税理士契約もそれと同じです。
でも、一度に複数の税理士と面談するためには、少なくとも2~3人の税理士のリストアップが必要です。
一度に複数の税理士をリストアップするのは、自力でやるにはけっこうな労力です。しかも、最終的には1人に絞るので、自分で断りを入れるストレスが生じます。
税理士紹介サイトの場合は、税理士紹介サイトの担当者が利用者の希望を聞いて、その希望に合う税理士を選定します。その際、候補となる税理士を2~3人ピックアップし、面談日程まで調整してくれます。


面談をした結果、相性が合わなければ、自分で断らなくても、税理士紹介サイトの担当者が代わりに断ってくれるのでストレスがありません。

税理士紹介サイトのメリットを整理すると、
税理士紹介サイトのメリット
- 希望の税理士をお任せで数人選定して、面談日程まで調整してくれる
- 相性が合わない時は代わりに断ってくれる
- 何度でも無料で紹介してくれる
となります。
あなたがやるのは、面談して相性が合うかどうかを判断するだけです。しかも、多くの税理士紹介サイトではWEB面談に対応しているので、自宅で簡単に面談ができます。
選ばない手はないですよね。
ちなみに、税理士紹介サイトをおすすめするのは、こんな人です。
こんな人におすすめ
- どんな税理士を選べばよいかわからない人
- 忙しいので、自分で税理士を数人リストアップする時間がない人
- プロの目で税理士を選定してもらいたい人
- 税理士探し、税理士選びで失敗したくない人
- 面倒なことはお任せの方がいい人
税理士紹介サイトについて、もう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
希望の税理士とマッチングするための税理士紹介サイトの選び方
また、おすすめの税理士紹介サイトについてはこちらの記事でランキング形式でまとめています。
税理士紹介サイトおすすめランキング【2022年9月最新版】
まとめ
税理士は、事業の大事な財務資料を預けることもあって、あまりコロコロ変えないものです。失敗しない様に慎重に選びましょう。この記事があなたの税理士選びにお役立ていただければ幸いです。