
税理士への不満やストレス、こんなことで悩んでませんか?
税理士への不満
- 年齢が離れてて、相談しづらい
- 税理士が年上でアドバイスというより、指導的な圧を感じる
- 担当者が、細かいミスが多く頼りない
ガマンできる範囲で「大したことはない」、そう考えていても、
じつは、税理士や担当者にストレスを感じていると不利益が生じます。
なぜなら、ストレスを感じる関係性ではコミュニケーションがうまく取れないからです。
例えば、節税対策の際に中途半端な知識で実行したため税務調査で否認されるなんてことは実務上よくあります。税務ではわかりにくいことも多いので、税理士との綿密なコミュニケーションは重要です。
税理士との関係でストレスを感じるようだと綿密なコミュニケーションをとるのは難しいです。
とはいえ、税理士変更とまでは踏み出せない。
一般的には、みんなどれくらいの不満を抱えていて、税理士契約の解約はどれほどの割合なのか?気になるところですよね。
そこで、この記事では、
この記事の内容
税理士向けの会計ソフト会社が実施したアンケート結果をもとに
- 税理士に対する不満のランキング
- 税理士契約の解約の割合
について紹介しています。

税務の実務に通算18年従事した私が業界経験者視点で解説もしています。
今、税理士との関係でストレスを感じている人、税理士に不満があって解約すべきか悩んでいる人、には必見の内容です。ぜひ最後までご一読ください。
税理士への不満ランキング

下の画像は税理士向けの会計ソフトを取り扱うミロク情報サービスのアンケートです。
アンケート内容は、税理士契約の解約を経験したことがある事業者を対象に、解約に至った理由は何ですか?というものです。

このアンケートによると、解約に至った理由は、
- 第1位 コミュニケーション
- 第2位 税務署・トラブル対応
- 第3位 対応・連絡の遅さ
- 同3位 アドバイスに関して
- 同3位 ミス
- 第6位 価格
となっています。
第1位 コミュニケーション
コミュニケーションでの不満の主なものをピックアップすると以下のようになります。
- 税理士が偉そうに言う、同じことを何回も聞いてくる
- コミュニケーションがとれず誤解が多い
- 年1回しか連絡がない、訪問がない

コミュニケーションの相違がトラブルの原因になっていますが、実務上は税理士の人柄や信頼関係によるものが多いです。
第2位 税務署・トラブル対応
アンケートとは若干乖離しますが、税務署対応で実務上よくトラブルになるのは以下が多いです。
- 常に税務署よりのスタンス・税務調査で戦ってくれない
- 税務調査の段取りが悪く、調査官の心証を悪くした
- 税務調査の対応がいい加減

税務署対応は、どれだけ場数を踏んだかという経験が大きく左右される場合が多いです。
第3位 対応・連絡の遅さ
対応・連絡の遅さなので文字どおりですが、一応内容を掘り下げると以下のようになります。
- 連絡や依頼した業務・質問の回答が遅い
- 税理士資格を持たない担当者で回答が遅い
- IT化が遅く、手作業。また、会計資料がわかりにくい

対応のまずさは、スタッフの経験不足や税理士の事務所としての業務体制が原因になっていることが多いです。
同3位 アドバイスに関して
有用なアドバイスがないことに関する不満です。内容を掘り下げると以下のようになります。
- うちにとっていい情報ややり方を教えてくれない
- 節税のアドバイスがない
- 相続、事業承継の知識が少ない、期待した対応じゃなかった

節税のアドバイスがない、又は少ないというのは実務でよくある不満です。でも、じつはそれほど合法的な節税スキームは大して多くありません。不満になる理由の根源は、節税について考えてくれる姿勢があるかどうかだったりします。
同3位 ミス
税理士側のミスで、税額がまちがっていたり、修正申告となった事例です。
- 税額のミスがあった
- 精査不十分で修正申告となった
- 節税できなかった税理士のミスで修正申告になった

ミスは誰にもあるので、それが不満に繋がるのは、信頼関係ができていないことが要因だったりします。また事務所内で精査ができていれば未然に防げるので業務体制にも要因があります。
第6位 価格
一般的に税理士報酬は高い印象があるようです。価格が相場より明らかに高い場合もありますが、料金のシステムを理解されていないこともあります。例えば、会計ソフトへの入力は会社が行っているので月額顧問料が安くなっていて、決算は手が込むので、高い設定になっていることもあります。
- 価格が高い
- 通常料金に比べ決算料が高い

相場をチェックするほか、料金システムの周知、明確にされてるかもポイントです。
約3割の人が事業者が経験している税理士契約の解約

前述のアンケートは解約に至った不満のランキングですが、税理士契約の解約を経験したことがあるのは全体のどれくらいなのか?興味があるところですよね。
じつは税理士契約の解約の経験があるのは、全体の26.8%!
なんと約3割が解約を経験しているんです。
けっこうな割合ですよね。

一昔前までは、税理士との契約はコロコロ変えるものじゃないと思われていますが、ここ最近は変わってきたと思います。
これまでは、税理士を解約しようにも
- 次の税理士探しが大変
- 次の税理士がなかなか見つからない
- 見つかってもいい税理士とは限らない
といった背景がありました。
ところが近年、税理士紹介サイトが広く認知されて、サービスが普及したことで状況が変わったと言えます。
税理士紹介サイトで税理士探しが変わった

税理士紹介サイトとは、利用者と税理士をマッチングしてくれるサービスです。
利用の流れを大まかにまとめると以下のようになります。
- 利用者はWEB上で登録します。
- 税理士紹介サイトの担当者が電話にて希望の税理士についてヒアリングします。
- 登録税理士の中から希望に合う税理士を選定して紹介してくれます。
- 紹介の税理士と面談の上、契約するかどうかを判断します。

契約する場合は、税理士と個別の契約になります。断る場合は、税理士ではなく税理士紹介サイトの担当者に伝えると代わりに断ってくれ、別の税理士を紹介してくれます。これら全て無料で利用できます。
税理士契約の解約が迷うことなく進められるようになったのは、税理士紹介サイトを利用することで、
- 税理士を探すのが楽
- 次の税理士がすぐ見つかる
- 今よりいい税理士が期待できる
というメリットがあるからなんです。
税理士を探すのが楽
税理士紹介サイトでは、多くのところが申し込んだ後に、メールや電話による希望の税理士のヒアリングをして、希望に沿った税理士を選定して、候補の税理士2~3人を紹介してくれます。
自分で探すときのようにインターネットで検索して、税理士のホームページをくまなく見ていく労力を使う必要なく楽に選ぶことができます。
次の税理士がすぐ見つかる
税理士紹介サイトの中でも税理士登録数の多い税理士ドットコムでは、6,300人以上の税理士、税理士紹介センター(株式会社ビスカス)では、4,200か所以上の事務所が登録しています。
そのため、次の税理士が見つかる確率は高いです。
下記の口コミにもあるとおり、すんなり見つかったという事例は数多くあります。
今回、フリーになって税理士さんと契約。freeeの導入。面倒なことに時間を掛けたくないのでお願いすることにしました。税理士ドットコムで紹介していただき2人とZOOM面談して決定。すんなり決まってこんなことなら早くからやっておけばと後悔💦
— まさ🎁全国78事業所、古着の卸業者リスト配布中!×SNS (@masa_008001) September 22, 2022
ギリギリになると見つからない可能性もあるので早めが🙆♂️

今よりいい税理士が期待できる
税理士紹介サイトもビジネスなので、税理士を紹介しないと収益は上がりません。(紹介手数料は税理士が負担します)
そのため、成約できるようないい税理士を優先的に紹介します。つまり利用者側にとってはいい税理士とのマッチングが期待できます。
さらに、税理士紹介エージェントという税理士紹介サイトでは、税理士を登録する際、スキルや経験、人柄などを事前に審査しています。客観的に税理士の質が担保されているのがうかがえますね。


税理士変更での税理士の探し方や税理士紹介サイトについてはこちらの記事でくわしく解説しています。
税理士変更での税理士の探し方、失敗しない方法と注意点
また、税理士変更で失敗しないための注意点や大まかな流れをこちらの記事でまとめています。ご一読ください。
税理士変更の流れ、失敗しないための切り替えタイミングや断り方を徹底解説
まとめ
税理士契約解約に至った理由は、税理士への不満をランキングにすると
- 第1位 コミュニケーション
- 第2位 税務署・トラブル対応
- 第3位 対応・連絡の遅さ
- 同3位 アドバイスに関して
- 同3位 ミス
- 第6位 価格
となっています。
税理士への不満から解約になる、税理士変更は近年よくあることですが、その理由の一つに税理士紹介サイトのサービスの周知があります。
税理士紹介サイトを利用することで、
- 税理士を探すのが楽
- 次の税理士がすぐ見つかる
- 今よりいい税理士が期待できる
というメリットがあります。
税理士に不満がある、変更したいと思っているなら、税理士紹介サイト経由で検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめの税理士紹介サイトについてはこちらの記事で紹介しています。
おすすめの税理士紹介サイト【最新ランキング】主要5社を徹底比較!